経験で資格を取得する実務経験ルート

介護福祉士への道

自分に合った資格取得の行程を選択

介護福祉士はなろうと思ってすぐになれるものではありませんし、いくら筆記試験と実技試験に自信があってもそもそも受験資格がなければ受験することもできません。介護福祉士を目指すのであれば受験資格についてここで理解しておきましょう。

特集カテゴリ 介護福祉士の基本知識
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受験資格

実務経験ルートは介護業務の実務経験を積んで国家試験の受験資格を得て、国家試験に合格するルートとなります。対象となる施設及び職種での従業期間3年以上で、かつ従事日時540日以上である実務経験が必要となります。そして2016年度からはこの実務経験に加えて、実務者研修を修了していることも義務付けられました。

実務経験について

実務経験ルートの資格条件には正式に「従業期間3年(1095日)以上、かつ従事日時540日以上」となっていますが、この必要条件を少し噛み砕いて説明していきます。以下で説明しますが介護を経験している年数とはまた少し異なります。
まず従業期間からですが、実務経験の対象となる施設で在職期間を指します。そのため受験資格として対象となっている施設で1095日以上在職していることが条件となっています。従業日時に関してですが、従業期間内で実際に介護等の業務を行った日数を指しています。そのため年次有給休暇や出張、研修などで介護業務に従事しなかった日数は除かなければなりませんので注意しておきましょう。

対象施設

実務経験には対象となる施設で業務をしている必要がありますので、対象ではない施設での実務経験では受験資格とはならないので注意しておきましょう。もちろん対象となる施設は業務に介護などが含まれる施設となります。ではこの実務経験の対象となる施設について説明します。
まず社会福祉施設が対象となっていますが、この社会福祉施設には特別養護老人ホームと障害者施設、地域福祉センターなどがあります。そして病院では病棟と診療所が対象となっています。介護等のサービスを提供している事業の中では、事業対象が高齢者や障害者であり、介護職員として配置されて主となる業務が介護などである施設となっています。そのため介護施設ではなくても介護がメインとなる業務をしていることで実務経験として認められます。

試験について

実務経験ルートでは他のルートと違って実務に関しては職場で実際に実技経験を積んでいるため実技試験に関してはしっかりと意識した仕事をしていくことで問題なく合格することができるはずです。しかし、筆記試験に関しては試験対策は必須となります。実務者研修で勉強した内容を自分自身で復習して臨む方法もありますが、基本的にはそれだけは足りませんので、介護福祉士試験対策の本や過去問集などを解いてどのような問題となっているかをしっかりと確認する必要があります。

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