資格取得の制度が変更となった養成施設ルート

介護福祉士への道

自分に合った資格取得の行程を選択

介護福祉士はなろうと思ってすぐになれるものではありませんし、いくら筆記試験と実技試験に自信があってもそもそも受験資格がなければ受験することもできません。介護福祉士を目指すのであれば受験資格についてここで理解しておきましょう。

特集カテゴリ 介護福祉士の基本知識
介護福祉士を目指している人へ

福祉系の資格で唯一の国家資格である介護福祉士を目指している人に向けて介護福祉士になるまでのプロセスを紹介しています。またすでに介護福祉士の人にも役に立つ転職に関する情報なども扱っています。連絡先:こちらまでお願い致します。

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介護福祉士養成施設について

介護福祉士養成施設は厚生労働大臣指定の学校のことを指しており、4年制大学や短期大学、専門学校などの種類があります。介護福祉士養成施設の入学資格については「高等学校卒業以上かそれに準ずる者」となっているので、高卒か高等学校卒業程度認定試験を合格していることが条件となります。

卒業までの期間

介護福祉士養成施設はどれも同じ期間勉強をすることで卒業することができるわけではありません。普通科の高校を卒業した人は2年以上の期間通っていることが必要となります。福祉系大学や保育士養成施設、社会福祉士養成施設のどれかを卒業している人であれば、1年以上の期間が必要となっています。

入学年度

2016年度卒業生に関しては資格取得者として今後も介護福祉士としての資格が認められています。しかし2017年度から2021年度卒業生については試験を受けて合格しなくても登録申請をすることで卒業から5年間は介護福祉士資格取得者とみなされています。そのため2017年度から2021年度卒業生の人で国家試験に合格できなかったとしても5年間は実質、介護福祉士資格取得者として働くことができます。
5年を越えて介護福祉士資格を継続して有効にするためには、2つの条件のいずれかを満たす必要がありますので注意しましょう。1つ目の条件が卒業後から5年以内に介護福祉士試験の筆記試験を受験して合格すること。2つ目の条件は卒業から5年間続けて介護等の業務を行っていることになります。これは従事期間が連続して1825日以上であり従業日数が900日以上となっていますので、1825日以上の従事期間があっても一度仕事から離れてしまうと条件を満たせませんので注意が必要となります。
2022年度以降の卒業生については国家試験に合格しなければ5年間の介護福祉士資格者としてみなされる経過措置がありませんので、介護福祉士試験を合格しなければ資格を取得することができません。確実に合格ができるよう試験勉強は必須となります。

注意点

養成施設ルートは2017年1月実施試験までは指定の介護福祉士養成施設を卒業することで介護福祉士の資格を取得することができるルートでした。しかし2018年1月実施試験からは指定の介護福祉士養成施設を卒業してから、介護福祉士試験を受験して合格を目指すルートになっていますので注意が必要です。そのため介護福祉士養成施設に卒業するだけではなく、国家試験に合格することも資格取得に必要となりました。

公益財団法人社会福祉振興・試験センターで介護福祉士の国家試験に関することを見直しておきましょう。
養成施設ルートの詳細な受験資格を確認

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